B4自己紹介１回目！

　こんにちは!

　小林研究室B4の菊池幸記です。

　小林研究室には4つの研究班があり、私は「流体班」に所属しています。

　この１年間は、流体の中でも「水の波」、「津波」についての勉強や実験をしていきたいと考えています。 波は「波長」と「水深」との大小関係によって「浅水波」と「深水波」に分けて考えることができ、それぞれの波が異なる性質を持ちます。浅水波とは波長が水深よりも大きい波のことであり、海を伝わる津波もこの浅水波として考えることができます。浅水波の進む速度は、水深に√（ルート）を取った値に比例します。つまり、水深が深いほど速く進み、浅くなるにつれてゆっくりと進む現象が見られます。そのため、津波の進む速度は、水深の深い沖合では飛行機ほどの速度で進み、水深が浅くなるにつれて遅くなり、水深10mほどの浅瀬では自転車が進む速度ほどになります。正直、深さによって進む速度が変わるという話を本で読んだ時にはあまり納得ができなかったのですが、自分で導出できた時にはものすごく感動しました。

　私は現在、水槽を用いて浅水波を再現し、波の進み方が理論値と一致するのかということを実験で確かめています。下の写真が今使用している水槽になります。今後は実験の条件を変えて津波を再現してみたり、最終的には津波を減衰させるという研究ついても勉強や実験を行っていきたいと考えています！

　次回のブログもお楽しみに！