B4自己紹介5回目!!
- kobayashilabst
- 2024年6月11日
- 読了時間: 2分
こんにちは!
小林研究室新4年、A類理科の井上拓人です。
自己紹介ということで、自分の研究テーマと将来の夢について書こうと思います。
私は現在ブラックホール班に所属し、測地線の解析解を調べています。 これは一言でいえば、「ブラックホールの周りを飛ぶ粒子の軌道を知られている関数で書きたい」ということです。粒子の軌跡は、コンピュータを使えば数値計算で書くこともできます。しかし、解析解が求められればその関数の性質から時空の性質を読み解くことが出来るのです。今は(3+1)次元から次元を一つ下げた、(2+1)次元のBTZブラックホールについての測地線の先行研究を調べています。 下の写真は、ブラックホールの画像をホログラムを使って立体的に見えるようにしたものです。

ブラックホールの研究と平行で、小学校の先生を目指して勉強中です。 そんな私には野望がありまして、それは「ブラックホールのような先生」になることです。 これは決して「質量と電荷と角運動量しか特徴がない教師」になりたいわけではありません。 皆さんご存じのように、ブラックホールはとても重力が強く、一度入ったら出ることができない天体です。なんだかよくわからないけど、先生のエネルギーに引き寄せられてしまう。”先生と会うより前の自分には戻れない”といったような影響力を持ち、ブラックホールの存在が物理学の枠組みを広げることに繋がったように、子ども達の知識の枠組みを広げてあげられる先生になりたいと思っています。
最後に、最近読んだ本について、渋沢栄一の「論語と算盤」を紹介します! 著者の渋沢栄一はかつて数多の会社設立に関わったことから、「近代日本経済の父」と呼ばれています。彼の思想の中心となるのは「士魂商才(しこんしょうさい)」。道徳(論語)に基づいて、経済(算盤)を行いなさい、というものです。私の出身は埼玉県の深谷市でというところで、渋沢栄一生誕の地であります。2024年7月3日発行の新一万円札の顔になるということで、深谷市はまさに栄一フィーバーなのですが、小さい頃から名前だけ知っていた偉人について「ああ、本当にすごい人だったんだ」と気づくことが出来ました。同郷の大先輩に恥じぬよう、大学生活最後の一年を悔いのないように過ごしたいと思います!
以上で自己紹介を終わります!次回もお楽しみに!
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